スポーツ誌の「エアインタビュー」って妄想日記じゃん!
普段自分の読まないメディア界隈のことなので、つい先程知ったんですが、今サッカーメディア界では「エア・インタビュー」ってのがすこぶる問題になってんですね。
エア・インタビュー?はて? と思って調べてみると、実体のないギターを弾くふりをする「エア・ギター」のように、なかなかインタビューのアポが取れない海外のスター選手や監督に、あたかもインタビューができたかのように、囲み取材や過去の発言を切り貼りして、インタビュー形式のテキストに構成してしまう荒業だそうです!
いや、囲みだろうがなんだろうが、実際の発言を使っているならまだ良心的な方で、完全に創作でリオネル・メッシの往復書簡コーナーなんてのを連載してしまっている雑誌もあるというから驚くじゃないですか。それたんなる捏造というか…。職業倫理というか、ジャーナリズムというか、え!? そうなの!? それって、いいの!?(ダメです)
メッシのインタビュー連載はワールドサッカーダイジェストの競合誌である『ワールドサッカーキング』(フロムワン)でも2009年に存在した。
その中の一つ、2009年8月20日号を引用する。
〈休暇を1週間も早く切り上げてチームに合流したのは、やる気の表れということかな?それともコンディション調整のため?
メッシ(以下M)――その両方かな。とにかく1日も早く練習を再開したかったんだ。家でゴロゴロしていると、どうも落ち着かなくてね。それに、チームメートにも早く会いたかったし。
今年のバカンスはどこで過ごしたんだい?
M――ロサリオの実家で家族と過ごしたよ。親戚や友達と会ったりして、本当にリラックスすることが出来た。
外出はしなかったの?
M――いや、実家でゆっくりした後に、CMの仕事でロサンゼルスに行ってきたんだ。まあ仕事といってもそれなりに時間があったから、ロスの町をのんびり観光してきたよ。
休養は十分取れた?
M――バッチリさ。〉
【特別公開】エアインタビュー問題、追及レポート第2弾。現地で不可能なインタビューがなぜ日本で可能に? | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
「バッチリさ!」と親指を立てるメッシの笑顔が浮かびそうな、臨場感あふれるインタビューですが、これがまるまる創作とか驚異的過ぎる。
これじゃあれですよ。
押尾学「カートが生きていたら、俺に嫉妬しただろうか」
押尾学「ジミヘンのようにギターを燃やすような真似はしない。今の俺は、既に炎に包まれている」
押尾学「(ストーンズの「It’s Only Rock’n Roll(But I Like It)」は)タイトルダサすぎっすよね。悪いけど。大友康平かよ・・・俺なら「This Is Hardcore And It’s Me」ぐらい言いますよ。そう言い切るだけの資格が、俺にはあるから。」9.8割捏造の押尾語録にようこそ (押尾学認定済)
と一向に変わらない。
いや、もっと思い出すのはあれだ。
@ノハ@
( ‘д‘)<はらじくさーん!!(どどどどど)僕<ん。どうしたの加護ちゃ…
@ノハ@
( ‘ω‘)<どしゅこーい!(どごーん)僕<ヌオッ、相撲か。よーし負けないぞ……(がぶり四つ)
@ノハ@
( ‘д‘)<ふにに……広告
僕<むぐぐ……
@ノハ@
( ‘ω‘)<えやー!(上手投げ)僕<ひゃー(びたーん)
@ノハ@
( ‘д‘)<えへへ…加護の勝ちー。はらじくさんよわいー僕<いてて…加護ちゃんつよいなぁ…ひょっとしたら今すぐにでも横綱になれるんじゃない?
@ノハ@
( ‘ω‘)<ワーイ!加護よこじゅなー!僕<体型的にもね…(ぼそっ)
@ノハ@
( ‘д‘)<〜〜〜〜〜ッ!!(ぺちぺちぺちぺち)(百烈張り手)僕<いてて…うそうそごめん……
桃色加護実験
みたいな。
ハ〜イ、片桐彩子よ!
今日はノボルのうちに遊びに来たの。ノボルったら、あたしが部屋に入るなりいきなり、
かかかかかかかか片桐さん、片桐さん、そのヘアースタイルってどうなってるの?みみみみ見せてくれないかなあ。ぐへへへへへへへ、うなじうなじうなじいいいいいいッ!片桐さんのうなじいいいいいいいッ!
ホワット?何するのよノボル!
HEXAGON 片桐彩子日記
みたいな!
『ワールドサッカーダイジェスト』の記者も、きっとメッシの事が好きすぎて好きすぎてどうにかなっちゃって、脳内で実体化して現実との境目がつかなくなっちゃったのではないかと思う。いや、商業メディアでそれやっちゃダメだろ。
田崎健太、山本一郎がエアインタビュー問題に喝! 捏造が常態化するメディアの闇に切り込む | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
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