香取神宮
蔵出し日記。今年の初めに初詣に言ったんですが、それが往復8時間の小旅行になったので、そのときの様子を日記に書こうとしてたんですが、出だしを書いたまま忘れて放置してました。今さら加筆するのもなんだし、でもまぁせっかく途中まで書いたし、ということで、とりあえず蔵出し供養します。南無ー。ひょっとしたら後で書き足すかもしれないので、透明楔推奨。
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昨年まで、我家には神棚がなかった。が、25年以上生きてきて始めて、日本の一般家庭には仏壇と神棚が両方あるものだという話を聞き及び、蔵の中から神棚を引っ張り出してみたのが昨年だった。しかし話を聞いてみれば、その神棚は30年も前のものだと言うではないか。神道では、新しいものこそ尊いという考え方をする。伊勢神宮だって20年で新しくなるというくらいで、一般家庭の神棚も4年くらいしたら新しくするべきといわれている。
そこで今年は、三社式の立派な神棚を設置してみた。見れば見るほど立派でうれしくなる。戦艦大和やデンドロビウムなどの大物プラモデルを完成させたときのようにほれぼれと眺めてしまう。
しかしはたと気づいたのだが、神棚だけではいくら荘厳でもただのイレモノだ。パソコンも、CPUやHDDやOSがなければただの箱。神棚も、中に神札が入っていなければただの城プラモである。そこで早速、近所の神社に初詣に赴き、神宮大麻(天照大神の神札)と、その神社の神札を頂いてきた。
さらにまたはたと気づいたのだが、スロットが1つ余っている。今までは一社の簡素なものに重ねて2体まつっていたから気にならなかったのだが、スロットが3つあるのに2つしか埋まっていないと、なんとも収まりが悪い。
そこで私は、レアカードをゲットする旅に出かけたのだった。目指すは香取神宮。剣の道を志すものにとって、剣道発祥の地であり、武道の神社である香取・鹿島は避けて通れない。また社格も高く、明治以前は日本に3箇所しかなかった神宮の称号をもつ、一宮神社である。(ちなみにほかは伊勢、鹿島)
それにしてもこれが遠い。あの辺鄙な成田空港の、さらにそのまた向こうの駅で、さらにバスを乗り継いでやっとたどり着く場所にある。
街の印象
船橋。
あまりの懐かしさにしばらくあたりをきょろきょろしてしまった。ここは僕が高校生の頃、乗換えで毎日歩いた町だ。あの頃は“駅前再開発”と称して町中が工事現場で、白い鉄壁で覆われていたが、今はそれらがすべて完成していた。工事の完成予定がずいぶん未来の日付になっていたのを覚えているが、あの頃の未来を僕らは追い越してしまったのだ。すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ。
成田。
まだ1月上旬ということもあって、成田山におまいりに来た団体客でごった返していた。そのあまりの地方都市ぶりに軽いめまい。(高い建物がない代わりにちまちました建物がひしめき合う商店街、駅前のロータリー、ようかんだかまんじゅうだかの店、金貸しの看板、駅前にパチンコ屋)
佐原。
日も傾き始めた頃に、ようやく最寄り駅の佐原駅に着いた。最寄り駅といっても、ここからさらに、徒歩30分、車で10分の道のりが待っている。しかも、バスが1時間に1本しかないというではないか…! いかにも田舎駅然とした駅前ロータリーには、5台ほどのタクシーが無人で所在なさげに止まり、運転手たちは離れて丸くなり、ぼんやりタバコを喫っている。
一応、バス停の錆びた時刻表を見てみると、どうやら今まさにバスが来る時間らしい。あるいは出たばかりかもしれない。とりあえず5分待って、来なかったらタクシーに乗ろう。と考えた瞬間にバスが来た。これ僥倖とばかりに乗り込んだそのバスが、後の悲劇を生むとは当然知る由もなかった。
香取。
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初詣を終えて。
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2005年2月22日 at 09:17
オレ匿名サンなんだけどさ、早く続き書いてくれないと記事へのコメントできないんだよね。というか是非ノリつっこみしたいんだよね。でも期待して待ってるのオレだけかもしれないけどね。気が向いたら書いてね。
2005年2月23日 at 01:17
楔、と。
2005年2月23日 at 05:01
な、なんだこのプレッシャーは…!
(参照:プレッシャーの基礎知識)