サイト批評サイト

2005年2月21日 月曜日

サイト批評サイトには、次の2つのパターンがある。

・募集型サイト
・選別型サイト

募集型は話題になったり人気を呼んだりすると、次第に量をさばききれなくなってしまう。また、応募してくるサイトはその半分以上は自信のないダメサイトか、売名目的のゴミサイトなので、批評が辛口になりすぎたり、阿呆らしくなって止めてしまったりする。
選別型は、批評者がサイトを選ぶため、一定以上の質が保たれるが、批評サイトのネタが尽きたり、飽きられたりする可能性が高い。

また、運営人数による分類も有効である。

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A.批評人型運営

B.相互扶助型運営

C.複数型運営

Aは、個人が運営する批評サイトである。批評者個人の才覚によるところが大きく、募集型サイトだと量をさばききれず、選別型サイトだとネタが尽きて潰れてしまうことが多い。かつての『ヘイブル』や『WE』などがそれである。運営者のキャラクターが出るので、印象にも残りやすい。『趣味のWebデザイン』は潰れずにアドバイスを続けている稀有な例だ。

Bは、批評者が被批評者を兼ねる、会員型サービスの一形態。サイトを批評してもらいたい人は、他の人のサイトを批評してあげてね、ということだ。今だと徳保さんイチ推しの「HP評価コム」がそれである。ただこの場合、批評の量はある程度確保できる代わりに、批評者の質が一定しないのが難点だろう。

Cは、数人のレビュアーが、それぞれサイトを探してきたり、一つのサイトをクロスレビューしたりするタイプである。個人の負担は分散されるし、批評者のレベルは最初から想定できる。一見、もっとも安定した運営が出来そうに見える。しかし、見返りの発生する媒体ならばまだしも、複数運営だと、更新、批評意欲に差が出てくる。平たく言うと、怠けるメンバーが出てくる。運営方針で意見が食い違うこともある。というわけで、『テキ通』のようにあっさり潰れたりする。
 『blog-gold』というサイトを見つけた。複数のライターが、それぞれ発掘してきたサイトを紹介する形式だ。サイト批評というより、「面白いHPを見つけたよ」的方向性か。評価、批評が発生しない分、内容がヌルくはなるが、余計な軋轢も生じない分、長く続くかもしれない。ブログというツールをうまく使った好例でもある。
 なんか九十九式を褒めてくれてたので好意的に紹介しました。魚心あれば誤字もご愛嬌でござる。


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うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (まだ評価されていません)
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コメント / トラックバック 2 件

  1. 匿名 Says:

    ここのブログ批判は強烈です。
    でもって、最後のオチが最高です。

    http://koushinsuruna.seesaa.net/

  2. 宮本 Says:

    情報提供ありがとうございます。

    http://koushinsuruna.seesaa.net/対象を明確にしない批判は批判たりえません。このサイトは単なるあるあるネタ、「こんな○○は○○だ」のバリエーションに過ぎず、「最高」といえるほどのオチも見つかりませんでした。
    (↑これは批評です)

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