結局、女帝の何が問題なの?
2005年11月23日 水曜日
昨日、女系天皇の問題点を書いたところ、「歴史上、女性天皇もいましたよ」という意見や、「男女平等のご時世だからいいんじゃないですか」という意見などが寄せられた。
こんなネットの片隅に投稿されただけの記事にしてこの反応。この問題が全国民レベルの関心事になっていることが想像できると共に、この問題の本質はほとんどの国民に理解されていないことが懸念される。
女系天皇と女性天皇の何が違うのか。女性天皇にすると何が困るのか。簡単にまとめてみよう。
現在、日本の天皇陛下は現存する唯一のEmperor、最古の王朝として、世界的な敬意を払われている(ローマ法王レベル)。
女系天皇を認めた瞬間に、2000年の歴史と共にその国際的な認定を失う。これは2度と回復できない。
歴史上に存在したのは、あくまで男系の女性天皇であり、女系は男性でも女性でも存在したことはない。
王朝というのは、一定のルールに従って血統をさかのぼることができるもの。天皇家は男系で2000年続いているが、女系に切り替わると、そこから違う王朝として扱われることになる。ちなみに女系となるのは、女性天皇のお子が即位されたとき。
というわけで、愛子内親王殿下が即位あそばしたときに、即・女系天皇容認、となるわけではないのだが、皇室典範が改正された後ではその路線を動かすのは難しくなりそうだ。詳しくは、昨日のエントリーとその下の参考リンクを色々読んでみていただきたい。
九十九式: [jiji] 女系天皇の問題—–
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2005年11月24日 at 06:18
国民がこんな状態なんだから、外国の方々が男系だの女系だのを理解しているとは思えないなぁ。別に天皇がいれば、それでいいんじゃないの?
と無知丸出しの書き込みをしてみます。ごめんなさい。
2005年11月24日 at 06:28
血統が大事なので男女平等などという一般庶民感覚で扱えるものではありませんよね。
問題はこれだけ大事なことを国民的議論もなしに(国民に何の情報も与えずに)決めようとしていることだと思いますよ。有識者会議なんて単なる勉強会に成り下がっていて欠席が多かったりと、結構いい加減なものらしいじゃないですか。
2005年11月25日 at 02:01
無知丸出しって自覚があるなら書き込まなければいいのに。
2005年11月25日 at 02:23
外国の方々が理解されているかどうかの前に、万世一系の天皇一族が存在するという
事実が最も大切なのでは?
2005年11月25日 at 07:26
「女系に切り替わると、そこから違う王朝として扱われることになる。」とのことですが、ソースとなる文献があれば教えていただけますか?
2005年11月26日 at 02:59
22日の記事にコメントした売国奴です。
確かに会社員をやめてまで自分の夢にひた走りになられている宮本さんに妥協を持ち出したのは失礼でしたね。反省します。
反省ついでに3つ質問したいのですがよろしいでしょうか?ご気分を害されたらすみません。
1.宮本さんは自身の事を右、左、中道のどれだと思っていますか?ちなみに私、売国奴自身はどちらかというと左翼工作員だと思っています。
2.宮本さんの意見は結局、愛子様が天皇になられるのは良いが、その息子あるいは娘が天皇になるのは許されないということでしょうか?ならば、男系女子が天皇を継げるだけの皇室典範の改正は許容できるのでしょうか?(いづれにしろ旧宮家の復帰は必要になりますが)
3.スペイン王家でも似たような問題(emperorとkingの違いはありますが)が起こっているらしいのですが、これについては宮本さんはどう思われますでしょうか?
無論お答えいただく義務も何もありませんし、このコメントをどう取り扱っていただこうとも当然宮本さんの自由です。
それでは失礼します。
先日ある先生に文章力の無さを指摘されてへこんでいる売国厨
2005年11月26日 at 04:11
女系(というよりも実子系だと思うけど)にしても話し合いで決めるローマ法王よりは由緒正しいでしょ。
それにしても自分の跡継ぎを自分で決められないどころか議論にも加えさせてもらえないなんて悲しいね。
2005年11月26日 at 06:19
女系になると遺伝的に途絶えるんですよ。皇統と全く関係ない人が天皇を名のることになる。天皇制に何の意味もなくなる。
2005年11月26日 at 11:27
>>1
そうですね。まずほとんどメディアからも情報が与えられませんからね。女系と女性の違いが分かっている人がどれくらいいるか。そんな状況で「世論調査」とかやっても無意味です。
有識者会議は、単なる勉強会どころか、ジェンダーフリーや人権擁護法案の人など、小泉首相が“天皇制”を潰すために作った諮問機関としか思えません。
ここやここの中段を参照。
>>2
一般民衆が理解していなくても、事実は事実です。理解する人は理解します。
例えば、アメリカ大統領が白タイで空港まで迎えに来ることも、ローマ法王が皇居にお越しになることも2度となくなるでしょう。
>>3
はは。まあまあ…。
2005年11月26日 at 11:36
>>4
もちろんその通りです。しかし、「万世一系の天皇陛下」という言葉が何を意味するのかが分かっている人が驚くほど少ないというのが現状と感じます。
そうした場合、「外部からはこう見られている」という視点の紹介は、日本人に最も効力のある説得方法です。
>>5
皇統断絶
この本が参考になると思います。(レビュー欄に跋扈する左翼工作員に背筋が寒くなります)
>>6
現在の国際社会(西洋世界)は基督教徒を中心に回っていますからね。
現在の天皇陛下がローマ法王と並び称されているのは、全て“男系男子がゆえの由緒正しさ”であることを忘れてはいけないと思います。
>>7
そういうことですね。補足ありがとうございます。
2005年12月4日 at 04:06
こんにちは。いまさらでごめんなさい。お目に届くといいのですが。
女系になると遺伝的に途絶えるといいますが、Y染色体以外にも継承される遺伝子はたくさんありますし、Y染色体はピュアなまま引き継がれていくわけではなくミックスされていくと聞きました。日本には皇族ではないのに天皇家のY染色体を持つ人がたくさんいるらしいし(天皇家には庶子がたくさんいたそうですから)、たとえばそのような人が天皇になるよりは、皇太子さまが選んだ女性との間に生まれた方とその子孫が天皇になられる方が、わたしには自然なことに思えます。
男系男子という仕組みが続いていたとしても、日本国民が天皇家を大切に思えないならば、天皇が教皇と並び称されることもないと思います。