居合稽古日記:初段になった

2011年4月24日 日曜日

さてさて、2009年の年末に駆け込みで始めた剣術稽古ですが、途中八ヶ月のブランクがあったりなんだりで、修行がはかどらなかったりする時期もありましたが、本日めでたく初段(全剣連居合)に合格しました。

当時はこんな風に書いてましたけど、やっぱり始めておいて正解だったなあ、と振り返ってみて改めて思いました。

第6位 他流の剣術を始めた

もうこれってかれこれ3年くらい前から考えてたことですね。これまでの道場の先生への義理というかそういうのがあって行かれなかったんですが、とうとう始めました。自分の人生なんだから、やりたいこと、やるべきことはやれるうちにやっておかないと。
2009年 9大ニュース | 九十九式

人生は有限ですから、やりたいことはなんでも早く始めた方がいいですね。

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審査の流れ

全剣連の昇段審査は、都道府県の参加組織を集めて、総合体育館の武道場で行われます。
午前中には、一時間の講習があり、高段者の先制が最後の稽古をつけてくれるんですけど、まあ正直当日のこの段階になって直せるようなところはあまりない。この段階で完成していなかったら、そもそも無理という話ですね。

昼前から、各段位四人ずつで、審査員の先生方の前で技を披露。僕はこういう場で緊張しないタイプというか、本番に強い方というのもあるんですが、普段より技の冴え、剣の切れ味もよく、満点合格でした。やった。初段受験者にしては、刃鳴りもびゅんびゅん走って気持ちよかったです。(早く振ればいい、音がすればいい、ってものではありませんが、刃筋が合ってないと音は鳴らない。音を鳴らすための稽古は本末転倒ですが、正しく振れているが故に音がするのならいいことなんじゃないかと)

昼からは「学科試験」として、簡単な筆記試験が出されるのですが、初段レベルだと本当に簡単な設問、かつ事前にほぼ出題予定が分かっているという親切設計なので、10年間テキストサイトでならした僕は、指を一つ動かすだけで2、3行は書けるので余裕でした。(しかし手書きだと漢字が出てこないので困った…)

というわけで、めでたく宮本初段剣士の誕生です。

平成のリアル武士になりたくて

ところで、一緒に受けた同門の人たちに「なんで居合を始めようと思ったんですか」と聞いてみると、Aさんは「大人になってから幕末ものが好きになって、剣術を始めたくなったから」で、Bくんは「戦国時代が好きなので」ということだった。戦国時代が好き、で居合…か。そう言えば、部活と思しき大学生も多数受けにきてたけど、歴史の好きそうな女子が多かった。
「ニンジャだから」とか「シグルイに憧れて」とか「シンケンジャーが面白かったから」とかいう理由で始めた人は、他にはいなさそうでした。

ともあれ、これで履歴書の「特技」欄には書けるようになりました。
これで、友人の結婚式の余興で披露したりもできるね、と嫁っ子に話したら、「そんな結婚式はない」と一蹴されてしまいました。じゃあ自分の子供が結婚する時にやる…。 (新郎新婦が入刀する前に、ケーキを机ごと一刀両断にする。ちぇすとー!ズバーッ)


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