江口愛美は果たして「美少女」だったか?

2011年6月23日 木曜日

AKB48の第三回選抜総選挙が終わった直後、それを特集で取り上げる『週刊プレイボーイ』誌の表紙&グラビアが、なぜか1位の前田敦子ではなくて、新人の江口愛美なる少女。

結論から言うと、噂やメンバーのネタバレ通り、この少女はCGで作られた非実在少女でした。言われてみると顔つきが不自然ではありますが、あれでちゃんと動画として動かせていたんだから、最新のCG技術はすごいですね。ティザーマーケティングの仕掛けとしても良くできていたと思います。

しかし…。

「えっ、あれCGだったの?だまされた!」という人はそれなりにいたかとは思うんですが、「なにこの娘! ちょう可愛い! 惚れた!」とファンになった人は、ほとんどいなかったんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。

ネタバレ前に、小林よしのりがこんな風に語ってましたが、慧眼です。

江口愛美はダメだ。
AKBのアイドルの 美の価値観から逸脱している。 AKB48 超大型新人・江口愛美について – ゴー宣ネット道場

(つーかいつのまにAKBにハマってたんだこの人…)

秋元康曰く「彼女こそ完璧だ」だそうですが、確かに各メンバーの綺麗なパーツを集めたら整った顔、にはなったと思うんですが、決して美人でもそれほど可愛くもないんですよね。人工的すぎる、というか。もっと言ってしまえばグロテスク。

例えば茶の湯で使われる楽焼茶碗が、歪みや色ムラこそが、「へうげた」味わいとして武将や茶人達に愛されたように、人を引きつけるや魅力というのは、不完全な部分、ちょっとバランスの崩れた部分にこそ宿るのではないでしょうか。
そして、それを私たちは「個性」と呼ぶ。

よく見ると、AKB48のメンバーも、それぞれがすごい美少女、というわけでは決してありません。でも一人一人の個性や、また動いているときの躍動感、生命力が、彼女たちにトップアイドルの輝きを与えているのでしょう。

それにしても

それにしても、目のパーツで使ったのは前田敦子…。だけど、本人より目と目の間をちょっと離してる。やっぱ「ちょっと目が寄ってる」って思ってたのか? それで「完璧」ってそりゃ失礼だろ秋本。

広告


この記事の評価は:

うーん…いまいち…ふつうですかなり良い素晴らしい (2 投票, 平均値/最大値: 5.00 / 5)
読み込み中...

コメントをどうぞ

コメント
Follow me on Twitter