行きすぎたネイルアートはインディアンの羽根飾り

2011年6月22日 水曜日

まあ結論から言うと、ネイルアートって男性受けが非常に悪いというか、「オシャレ」とか「可愛い」とか全く思われていない、という話。

ネイルアートに対する男女間の温度差 | 九十九式

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同性、同趣味の人の間では確実にオシャレなのに、異性にはそれが理解されない…。
これ、逆に男性で言うとどういうものが該当するんでしょうか。つまり「同じ価値観の男性間ではカッコイイのに、女性受けの悪いファッション(趣味)」。ちょっと考えてみました。

女性受けの悪い男のファッション

指の空いた革のグローブ

今でも秋葉原に行くと、時折見ることが出来ます。バイカーか、特殊部隊か、そういうマッチョで強そうな雰囲気のある、あの格好良い手袋…。これもいわば自己満足的な男性性の誇示ではあるんですが、それが異性からは全く受け入れられていない、という点では似ているかな、と。
これが「オシャレ」として広く流行った時代はありませんけど。かっこいいのに。

V系ファッション

ビジュアル系バンドのような黒づくめで金具が付いたような服…。炸裂する本人のナルシズムとは裏腹に、女性の目は冷ややか。
かっこいいのに。

VIPカー

シャコタンにして、ウーファー積んでエアロパーツ装着。車内はもちろんムートン敷きで土足厳禁な。
こだわりがあるのは分かるんですが、理解はできそうにありません。
かっこいいのに。

ネイルアートは異文化の民族衣装

うーん、あまりピッタリ来る例えが見つかりませんね。
ネットでも「男ウケの悪い女性のファッション」はよく話題になりますけど、逆に「女受けの悪い男性ファッション」の話はあまり見かけない。そもそも男性一般が、女性よりもファッションに興味や頓着がない層が多いからでしょうね。

そう考えると、むしろ男女で考えるより、「インディアン(ネイティブ・アメリカン)の羽根飾りのようなもの」なのかも知れません。
その文化圏の中では、装飾の美しさや完成度、意味合いやこだわりポイントが評価されるんですけど、文化圏の外から見てみると「なんだか派手に飾り立てているなあ」ということくらいしか分からない、という。

幕末に日本に来た外国人だって、当時の日本人の髪型に相当びっくりしたはずです。「ワーオ、頭にピストル乗っけてる!」しかもあれって、相当長さがないと出来ないし、頭のてっぺんは剃らないといけないし、毎朝綺麗に油で整えて結わいて、相当な時間がかかっているはずです。でもそれを異人にバカにされたら刃傷沙汰だってあり得るわけで、本人達にとっては立派で大事な習俗でした。

つまり、異なる文化圏で大事にされているものは、良く分からないにしても敬意は払いましょうね、ということです。

あ、ちなみにここで言う良く分からん文化は、つけ爪5cmくらいで魔女のようになっている威圧的な装飾のことで、自爪にシロップネイルでピンクのグラデとかは、可愛いと思いますよ。


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